ホテルオークラ東京本館が9月12日、「The Okura Tokyo」(港区虎ノ門2、TEL 03-3582-0111)として開業した。
2015(平成27)年秋より、約4年間に及んで建て替え工事が進められてきた同所。工事開始当初から休業となっていた。
今回新たにオープンしたThe Okura Tokyoは、41階建ての「オークラ プレステージ タワー」と17階建ての「オークラ ヘリテージウイング」の2棟から成る。客室数は508室で、レストランやバー、宴会場、婚礼施設なども備える。
オークラ プレステージ タワー5階のロビーは、旧本館のロビーを忠実に再現したデザインを採用し、古墳時代の首飾りをイメージにした照明などを引き継いだという。同館41階には「スカイチャペル」を設け、華やかで開放的な空間に仕上げ、式を挙げることができる。飲食店も入居し、オークラ ヘリテージウイング4階には日本料理「山里」が、同5階には、フランス料理「ヌーヴェル・エポック」が構える。
オープンに先立ち、6日にはプレス内覧会を行い、成瀬正治社長が登壇した。「The Okura Tokyoでは、最高の施設だけでなく、料理、サービスに磨きをかけている」と成瀬さん。「理念である『Best A.C.S』を真に体現するホテルとして、各国の要人を含む国内外の賓客の皆さまに支持いただけるように取り組み、新たな歴史を刻んでいきたい」とも。