虎ノ門1丁目で建設中の日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」(港区虎ノ門1)の建設現場が8月28日、初公開された。
日比谷線「霞ケ関」駅-「神谷町」駅間に建設されている同駅。昨年12月に駅名が決まり、今年2月に工事が着手された。最終的には、再開発事業として整備される「虎ノ門ヒルズステーションタワー(仮称)」と、約435メートルの離れた銀座線「虎ノ門」駅ともつながる予定。
この日公開されたのは、大きく分けて、地下1階北千住駅方面ホーム、地下1階中目黒駅方面ホーム、地下2階既存トンネルの下部の3カ所。地下1階ではホーム床の築造の様子が確認でき、地下2階では既存トンネル下の掘削・補強工事の様子が確認できた。
東京メトロ改良建設部第四建築工事所技術課長の藤野覚さんは「工事は安全第一に進めており、切り出した側壁のブロックを運び出す際は深夜1時から4時までの時間帯で行っている。ホームは9月になれば、走行している列車内から確認できるようになると思う」と話す。
虎ノ門ヒルズ駅は、2020年に開催される「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」前の供用開始を目指し、最終完成は2022年度を予定している。