新橋に日本酒専門店「KURAND SAKE MARKET 新橋店」(港区新橋2、TEL 03-6368-8858)がオープンして1カ月がたった。店舗面積は25坪。席数は36席。運営はリカー・イノベーション(台東区)。
100種類以上とりそろえる日本酒を時間無制限で飲み比べできる同店。全国に1500以上の酒蔵・2万以上の銘柄の酒があるといわれる中、東京に流通しているのはごく一部であることに目を付け、「できるだけたくさんの日本酒を皆さんに楽しんでもらいたい」という思いから、現在の営業形態にたどり着いたという。
時間無制限で好きな銘柄を好きな量だけ試せるため、時間を気にせずに自分のペースでたくさんの日本酒を飲み比べながらお気に入りの1本を見つけることができるのが特長。日本酒のセレクト基準は、「おいしいけれとまだ表に出ていない日本酒」。それぞれの蔵の背景にあるストーリーや、造り手の思いなどと一緒に提供している。
2015年3月に1号店を池袋にオープン。ウェブメディアを中心に各媒体に取り上げられ、オープン後約3カ月間満席状態が続くなど話題になった。現在は、池袋のほか上野、渋谷、新宿、大宮、船橋、横浜、福岡にも店舗を構える。
7店舗目をオープンさせるに当たり、「『飲んべえの聖地』と言われるほど飲み屋の多い新橋」への期待と、「日本酒を飲み慣れたサラリーマンに、日本酒をもっと自由に楽しんでもらい日本酒の幅広さを知ってほしい」という思いから新橋を選んだという。
新橋店では、一律200円のミックスナッツやクリームチーズ、ドライフルーツなど定番のおつまみのほか、「越後の肉塊 肉とば」などの缶詰、「かつお節ポテトチップス」などの袋詰め、「酒盗なめ瓶」などの瓶詰めのおつまみ(各250~730円)など30種類のフードメニューを用意。残った分は持ち帰ることもできる。持ち込みも可能。
店長の土師將暢(はじまさのぶ)さんは「新橋店は、ふらっと手ぶらで来店してもらっても楽しんでいただける店を目指している。他店舗より充実したおつまみの販売とデリバリー・テークアウトができる周辺の店舗が多いのが特長。新橋店ならではの日本酒とおつまみのペアリングも提案していくので、気軽にスタッフに声を掛けてもらえれば」と話す。
営業時間は、平日=17時~23時、土曜・日曜・祝日=12時~16時、17時~23時。入店料は3,000円。