虎ノ門の老舗煎餅店「きや」(港区虎ノ門1、TEL 03-3501-9148)が11月9日・10日、69年目となる創業記念日を祝って感謝祭を行う。今回で19回目。
50周年を機に始め、当時はくじ引きを行う程度の内容だったが、利用客からの要望を聞いているうちに現在のスタイルになったという同感謝祭。回を追うごとに盛り上がりを見せ、メインとなる「煎餅のつかみ取り」(1回100円)は毎年長蛇の列ができる。
店主の妻の森田真佐子さんは「今年は、より皆さんに楽しんでもらえるよう、見た目も楽しいつかみ取りにする予定。手が大きい方はたくさんつかめてお得なので、この機会に足を運んでいただければ」と話す。
そのほか、3カ月前に新商品として販売を始めた塩サラダ味の「ひよこせんべい」(通常270円)や、「江戸おかき」(同810円)、「鬼棒」(同395円)、「炭火虎ノ門焼」(同540円)、「鬼平糖かりんとう」(同378円)など、箱詰め商品を含む店内全商品を2割引きで販売する。
店頭では職人による炭火焼き煎餅の実演や試食のほか、焼きたて煎餅の販売も行う。
「オフィス街で下町のように商店街がないので、地域の皆さんが楽しめるイベントになれば」と森田さん。虎ノ門エリアの活性化につながればとの思いもあり、夫婦で知恵を出し合って商品開発を行っているという。
開催時間は9時30分~19時で、煎餅のつかみ取りは11時45分~13時15分。両日とも支払いは現金のみ。