カレッタ汐留にある「アド・ミュージアム東京」(港区東新橋1、TEL 03-6218-2500)で1月19日から、米ニューヨーク発国際広告賞「ONE SHOW 2016展」が開催されている。
世界最大級の広告賞「カンヌライオンズ」などと並ぶ世界三大広告賞の一つといわれる同賞。米国ニューヨークに拠点を置く非営利団体The One Club for Creativity(略称=ワンクラブ)が主催する同展では、最高賞や上位賞をはじめ日本の受賞作品を中心に約30点を展示する。
最高賞を獲得したのは、米アウトドア専門店「REI(アールイーアイ)」。米国最大の大安売りの日である「ブラックフライデー」に買い物をしないで、アウトドアに出掛けようというメッセージ「Opt Outside」を発信し国内外で高く評価を受けた。
同展ではこのほか、デザイン部門の最高賞を受賞したコクヨ(大阪市東成区)の作品「なまえのないえのぐ」なども展示している。
同館学芸員の坂口由之さんは「広告は、作り手と大衆との対話で成立するものであり、広告の歴史は、新聞、ラジオ、テレビ、インターネットなど媒体の歴史でもある。常設展には、江戸時代から現代に至るまでの広告史が展示されており、そこから本企画展を順に見てもらうことで、最先端のクリエィティブ作品まで概観できる」と話す。
開館時間は11時~18時30分(土曜は16時30分まで)。日曜・月曜・祝日休館。入場無料。2月25日まで。