相互住宅(品川区)は10月10日、同社ホテル事業の第1弾「ホテルコンソレイユ芝・東京」(港区芝公園2、TEL03-5777-7722)をオープンする。
相互住宅が保有してきた同エリアのビルは老朽化のため建て直しの必要があった。浜松町や大門周辺は、霞ヶ関や大手町・新橋などのビジネスエリアに隣接しており、羽田空港へ向かうモノレールなどの駅も近い。不動産業を手がける同社は土地の活用法を検討し、「ビジネスやレジャーに関わらず宿泊するには最適だが、オフィスゾーンとして発展してきたエリアなので、まとまった土地が少なくホテルの数は少ない」(同社担当者)と判断し同ホテル開業を決めた。「ホテルコンソレイユ芝・東京」は、同社新事業のホテル事業第1弾。
主力ターゲットは30代~40代の東京出張のビジネスマン。紺色をテーマカラーに据えた室内には、通常のビジネスホテルと比べグレードの高い家具をそろえる。セキュリティー面では、宿泊階のみにエレベーターが止まるルームキーや、部屋の扉が向かい合わせの形式を取らないように設計するなどプライバシー面にもこだわり、「女性でも安心できるホテルを目指した」(担当者)と話す。
10階建ての同ホテルは、敷地面積=498平方メートル、述床面積=3,168平方メートル。内装を3パターンに分けた主力のシングル(19平方メートル)=94室と、ダブル(25平方メートル)=4室、ツイン(23~32平方メートル)=7室の合計105室。 バリアフリーにも対応した部屋も設ける。価格は13,500円~20,500円。
今後同社はホテル事業を拡大し、他のエリアへの出店も予定している。