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新橋の老舗レコード店「東京堂」閉店 シニア世代御用達も若年層のCD離れにおよばず

9月5日まで閉店セールを行っている。写真は「東京堂」の大谷社長。

9月5日まで閉店セールを行っている。写真は「東京堂」の大谷社長。

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 新橋の老舗レコード店「東京堂」(港区新橋2、TEL 03-3591-6682)が9月5日を最後に閉店する。

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 1949(昭和24)年創業で66年続く老舗の同店。二代目の大谷芳弘社長によると、若者のCD離れから、近年は演歌や歌謡曲・ジャズなどをメーンに扱い、シニア世代の男性客たちを中心に親しまれてきたが、近年のCD業界の落ち込みの影響により閉店を決意したという。

 昭和60年代後半から平成初頭にかけてが最も繁盛した時代といい、松任谷由美さん(ユーミン)のCDで、一日の売り上げが100万円近くに上ったこともあったという。大谷社長は「入ってくる人みんなユーミンを買っていった」と当時を振り返る。

 10年来の男性常連客は「社長にお薦めを教えてもらい購入したこともある。閉店は寂しい」と肩を落とす。60年以上新橋を見守ってきたという大谷社長は「昔は個性のある個人商店が多かったが、最近では減ってしまい個性のあるお店もなくなってしまった。閉店後は地域のボランティア活動などに参加したい」と話す。

営業時間は10時~19時。8月25日~9月5日は閉店セールを行っている。

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