虎ノ門ヒルズ前の新虎通り沿いに8月30日、アウディジャパンがアジア初の試乗専門施設「Ａｕｄｉ ｑuattro park（アウディ クアトロパーク）」（港区西新橋2）をオープンする。

「Ａｕｄｉ ｑuattro park（アウディ クアトロパーク）」外観

　同施設は独自の四輪駆動システム「quatro（クアトロ）」とハイエンドモデルの試乗を体験することができ、さまざまな路面状況を想定した特設コースの「quattro experience」と、公道コース「Premium test drive」の2プログラムを用意する。約600平方メートルの敷地内に設置した「quattro experience」は、急坂や段差を想定した20度の斜面を登り降りする「シーソー」、30度傾斜させながら走るオフロード走行や積雪時を想定した「バンク」、不安定な路面を想定し、前後左右のタイヤが互い違いに障害物を乗り越える「ツイスト」の全3コース。

　社長の大喜多寛さんは「当施設は試乗してもらうのが目的なので、販売営業は一切しない。ブランディングの一環と考えており、まだまだ多くの人に認知してもらう必要がある。技術がブランドを支えていると思うので、いろいろな人に技術の良さなどを体験してもらいたい」と話す。月間で1000組の来場者を目標に据える。

　体験料はいずれも無料（事前予約制）。現在すでに先行予約で特設コースの「quattro experience」に100件、公道を走る「Premium test drive」に300件ほどの予約が入っているという。

　営業時間は、木曜～日曜＝12時～20時。予約は「アウディクワトロパーク」特設サイトから申し込む。実施期間は来年春までの予定。