浜離宮恩賜庭園(中央区浜離宮庭園1)で10月11日・12日、さまざまな流派が一堂に会する大規模な茶会「東京大茶会2014」が開催される。
東京大茶会は、茶道になじみのない都民や外国人などに親しみをもって「お茶の文化」や「茶の湯」を気軽に楽しんでもらおうと2008年に始まり、今年で7回目。昨年は約2万3000人が来場し、『東京の秋の風物詩』として親しまれている。
両日、本格的な茶会を体験できる「茶席」(要事前申し込み)、緑豊かな屋外で気軽に茶道の楽しさに触れることができる「野だて」、2人1組でお茶をたて合う初心者向けの茶道教室「茶道はじめて体験」の3つのプログラムを用意。
庭園では、外国人や海外からの観光客向けに、茶道のおもてなしの精神や基本作法を英語で解説する「イングリッシュ野だて」、都内高校茶道部の高校生がお茶を振る舞う「高校生野だて」も予定。参加料は、茶席=700円、各種「野だて」「茶道はじめて体験」=300円(全て茶菓子付き)。
さらに、威勢のいい掛け声とともに江戸名物の物売りを再現する江戸の行商パフォーマンス、日本の代表的な伝統芸能で江戸時代に大衆の人気を集めた曲芸を中心とする「江戸太神楽(だいかぐら)」を披露するほか、邦楽演奏や日本舞踊など、江戸・東京の文化を紹介するパフォーマンスとステージプログラムを繰り広げる。今年は、東京五輪・パラリンピックから50年目に当たることから、パネル展示で当時を振り返る。
開催時間は9時30分~16時10分。浜離宮庭園の開園時間は9時~17時(最終入園は 16時30分)。入園料は、一般=300円、65歳以上=150円、小学生以下と都内在住・在学中学生は無料。「茶席」の参加には事前申し込みが必要(8月31日まで)。詳しくはホームページで確認できる。