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西新橋にコーヒー専門店「アーティストゥリーカフェ」-プライベートラウンジから一転

ジャコウネコの排泄物から取れる豆

ジャコウネコの排泄物から取れる豆

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 西新橋エリアに5月29日、「アーティストゥリーカフェ」(港区西新橋3、TEL03-6435-9047)がオープンした。

「アーティストゥリーカフェ」店内の様子

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 インドネシアの珈琲と海外からのチョコレートをメーンに扱う同店。店舗面積は34坪。席数はテーブル・カウンター席合わせて40席。

もともとは同店のオーナーである百瀬さんが経営する会社が同ビル9Fにあり、1階スペースには昨年の4月まで仕事関連のビデオテープが約4万本置かれていた状態だったという。そんな中、「仕事柄、徹夜が多いため、仕事仲間と徹夜明けや仕事中に美味しいコーヒーが飲めたら」との思いがきっかけ。

ビデオテープが整理された後に、プライベートラウンジとして当初は存在していたが、港区の条例で、ビル1階の路面店はなるべく飲食店にして欲しいとの要望があったため、一般も利用できるようにした。

取り扱うコーヒーやチョコレートは、百瀬さんがインドネシアをはじめ、海外へ直接行き、豆とコーヒーに合うチョコレートなどをセレクトして取り入れている。その他にもマシュマロやキャンデーなど、テークアウトにも対応する。

 こだわりのコーヒー豆はトラジャ地方の豆とルアーク豆を使う。ルアークの特徴として、メスのジャコウネコが、コーヒーの実を食べ、消化のできなかった種を排泄物から採取している。「一般的にお店で出回っている豆との違いは、飼育されていない野生のジャコウネコから採取した豆であること」と百瀬さん。

そのほか、海外から取り入れる商品については、輸送中に劣化したり味が落ちたりする可能性の高い物は避けるといったこだわりも。店内のテーブルは自ら作り、壁のコンクリートにも色のこだわりがあったため、セメントを海外から仕入れたという。

 店内奥には「NAKASHIMA GOLF STUDIO」も併設。今後については「軽食も出せるようにし、落ち着いた雰囲気でカフェを楽しむ人、ゴルフを楽しむ人の場所にしたい。そのほかにもいろいろなアイテムを店舗に取り入れていき、セレクトショップのようにしていきたい」と意欲を見せる。

 メニューは、「アーティストゥリー・シークレットオリジン」「アイスコーヒー」(同450円)、「カフェラテ」「アイスレモネード」(同450円)など。チョコレートは、「Sea Salt Brittle(シーソルトブリトル)」「Spicy Peanut Brittle(スパイシーピーナッツブリトル)」(同1,500円)、「チョコレートマシュマロ」(1,300円)を取りそろえる。

 営業時間は8時~19時、土曜・日曜=11時~18時。

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