汐留シティセンター(港区東新橋1)で現在、「エコアート&メッセージ展」が開催されている。テーマは「環境に優しく、未来につながるエコアート」。芝浦工業大学の学生が作った6作品が地下2階と地下1階に展示されている。
地下1階の中央エレベーターホールには、バイオマスを骨材とした家具など4作品を展示。天然素材を使って作った地層を思わせるデザインのスツールと照明「BIO STOOL」、ホタテの貝殻を粉末にして混ぜ込んだバイオマスFRPを使って作った、サンゴの白化現象をイメージしたシェルフ「Coralism」、LEDライトでホタルの点灯周期を再現したスツール「Fit Stool」の3作品に囲まれ、中央には草原で食事を摂っているような姿のヤギのオブジェ2体。この作品「やぎさんゆうびん」は、口元や背中からメッセージを入れることができるようになっている。
「普段は言葉にできない『気持ち』『思い』『願い』などを書いて投入していただければ、縁結びのご利益がある神社にメッセージカードを奉納させていただく」と広報担当者。メッセージカードも、その場に用意している。
同ビルに勤務する林さんは「普段は無意識に通り過ぎてしまうようなエレベーターホールの一角だが、場違いなところに迷い込んでしまったようなヤギのオブジェがかわいらしく、思わず足を止めた」と話す。
地下2階の屋外ライトタワープラザには、次世代型太陽電池による灯りをテーマにした作品2点を展示。「燈の棲家」と「TONIGHT」は夜になると、温かな明かりで夜道を照らしている。
2月20日まで。