見る・遊ぶ 買う 暮らす・働く

新橋で「竜王戦」大盤解説会-今回はファロシティビル前で

大内九段の解説の様子

大内九段の解説の様子

  • 0

  •  

 新橋ファロシティビル(港区新橋2)前で11月8日、「第26期竜王戦」七番勝負第3局の大盤解説会が行われた 。例年の大盤解説会は新橋SL広場で行われるが、今回は物産展が開かれていたため、ファロシティビル前での開催となった。

[広告]

 ファロシティビル前はスペースに限りがあり、立ち見客が多くなると車道に人があふれる危険性もあるため、観客に場所を移動してもらうなどの対応がとられたが、それでも中高年に若者も加わり約60人が集まった。

 大盤解説会は約1.5メートル四方の将棋盤で約10センチの駒を動かし、各地で行われる対局中継を基にリアルタイムで解説と戦局予想を行う。今年も大内延介九段が解説、聞き手は藤森奈津子女流四段、駒の操作は梶浦宏孝三段で進められた。

 この日は福岡県の「二日市温泉 大丸別荘」で行われた渡辺明竜王と森内俊之名人の対局を解説。途中、戦局を左右する重要な局面で、大内九段より観客に次の一手を予想してもらう企画も行われ、正解者には読売新聞社提供による「第26期竜王戦記念扇子」が進呈された。

 「大盤解説会」を運営する新橋商事(港区新橋2)の佐藤さんは「大内九段と藤森四段の息の合った進行と、はっきりとした物言いが観客に受けている」という。

 タイトル10連覇を目指す渡辺竜王はこれまでの戦績を2敗としていたが、この3局目を勝ち、1勝2敗とした。

 次回第4局大盤解説会の予定はないが、第5局は11月29日の18時から投了まで、新橋SL広場で予定する。解説=大内九段、聞き手=藤森女流四段、助手=梶浦三段。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース