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新橋駅ガード下に立ち飲み店「ニューホマレ」-バーバーホマレ跡に

新橋ガード下にオープンした「大衆酒場ニューホマレ」。立て付けの悪いドアや三色の回転灯などに、前の店舗「バーバーホマレ」の名残が

新橋ガード下にオープンした「大衆酒場ニューホマレ」。立て付けの悪いドアや三色の回転灯などに、前の店舗「バーバーホマレ」の名残が

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 新橋駅汐留口、第一京浜寄りのガード下に立ち飲み店「大衆酒場ニューホマレ」(港区新橋3、TEL 03-3571-1294)がオープンして1カ月が過ぎた。店舗面積は6坪。収容人数は20人ほど。

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 同店は「90代の現役理容師」としてメディアに取り上げられた女性店主の加藤寿賀さんが、亡くなった2010年まで営業していた理髪店「バーバーホマレ」跡に開店。店長の松本さんは寿賀さんと面識はないが、飲み仲間だという寿賀さんの孫からの「空き店舗のままではもったいないので、この場所で立ち飲み屋をやりたい」という相談を受け開店を決めた。

 店内は、シャンプー台があった場所に厨房(ちゅうぼう)とカウンターを設置した以外、壁や床のタイルなど内装は「バーバーホマレのまま」(松本さん)。店の前には、理髪店時代の回転灯を置いたままにしている。店名は自由に決めて良いと言われていたが、「屋号の『ホマレ』は残さなければならないと思った。『ニュー』を加えたのは、大衆酒場の雰囲気を出したかったから」。

 フードメニューのメーンは「串揚げ」。豚トロ(140円)、赤ウインナー(120円)、チーズ(200円)、こんにゃく(100円)など約20種類用意する。人気は、食べ応えのある厚さにスライスし、生地と衣をつけて揚げた「紅しょうが」(130円)。「関西では定番の一つ。酒のアテに最適で、3本連続して頼む人も」(松本さん)。このほか、牛スジをしょうゆで煮込んだ「牛すじ煮込み」(580円)、「自家製ポテトサラダ」「自家製もやしナムル」(以上380円)など、10種類前後の一品料理もそろえる。

 ドリンクメニューは、生ビール(480円)、ホッピーセット(460円)など20種類以上。「都内ではうちを含め2店舗でしか提供していない」という芋焼酎「小鹿」(500円)や、日本酒「会津ホマレ」(カップ酒、650円)なども。「店名にちなんで、名前に『ホマレ』と付く日本酒の取り扱いを増やしたい」

 客の中にはバーバーホマレの常連だった人も多く、飲みながら店内をしみじみ見回したり、「新入社員の時、ここで断髪式をした」など、思い出話を松本さんに聞かせてくれたりするという。今後については「ホマレという屋号は新橋になじみ深いもの。店舗を増やして、より深く定着させたい」

 営業時間は15時(1月中は17時)~24時。日曜定休。

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