パークホテル東京(港区東新橋1、TEL 03-6252-1111)は5月29日、「SAKURA TERRACEトークショーat パークホテル東京~別注製作の匠(たくみ)が、なぜ今、製造小売りに挑むのか」を開催する。会場は同ホテル25階ラウンジ。
出演は、駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)職人の杉山茂晴さん(みやび行燈製作所)、鈴木一誠さん(ニッポンのワザドットコム編集長)、内田芳嗣さん(山櫻広報室)の3人(予定)。駿河竹千筋細工の魅力、職人の「技」、ものづくりへの思いなどのテーマでトークする。「ゲストを招いてのトークショーは今回が初めての試み。多くの方に足を運んでもらいたい」と同ホテル広報担当の高橋厚子さん。
駿河竹千筋細工は、丸く削った細い竹ひご「千筋ひご」を使う伝統工芸で、1976(昭和51)年に伝統的工芸品の指定を受ける。他の多くの竹細工が平ひごで編み上げるのに対し、駿河竹千筋細工は、縦割りした竹の幅と厚みをそろえ棒状にしたものを、熱を加えて曲げていくことが特徴。伝統的な品の製作に加え、最近は照明作家とのコラボ作品やバッグ製作など、小売り製作にも積極的に取り組んでいる。職人の杉山さんは、細工技術が高い評価を得ている「みやび行燈製作所」の後継者。
駿河竹千筋細工の作品は、同ホテルのショップスペースで4月から開催中の「第四回 職人という生き方」展で展示販売中(6月30日まで)。5月28日からはスペースを拡張し、同ラウンジで「竹灯り」展が開催される(6月8日まで)。展示品は照明やバッグ、虫かご、竹製のバッタなど約20点で、全て購入可能。
開催時間は15時30分~17時(予定)。定員は80人。参加費は3,000円(要予約)。参加者にはワンドリンクと手拭いを進呈する。当日、着物で来た人にはワンドリンク、手拭いに加え、江戸切り子柄の手拭いも進呈。