宮崎県の焼酎酒蔵が虎ノ門にダイニングバー、ショールーム機能も

虎ノ門に宮崎県の焼酎酒蔵直営のダイニングバーがオープン

虎ノ門に宮崎県の焼酎酒蔵直営のダイニングバーがオープン

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 焼酎専門酒蔵の京屋酒造(宮崎県)は4月25日、同社の焼酎と産直食材を提供するダイニングバー「かねきょう」(港区虎ノ門3、TEL 03-5777-4558)をオープンした。

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 同社は天保5年創業。問屋を経由せず小売店に商品を卸しているのが特徴で、ロンドンやパリのレストランへも商品を提供している。以前より、こうした販売手法は、エリア内で小売店の競争は発生しないが、一般消費者への認知度が不足していると感じていたという。同社商品のPRと、消費者マーケットの変化を肌で感じるため2年ほど前から東京への出店を考えており、今回は同社初の「ショールームバー」として同店の出店を決意した。

 店鋪面積37坪の店内には県内産の杉を使ったテーブルが並び、スタンディングコーナーやテーブル席を配置した。席数は60席。内装は同社の焼酎のファンだというデザイナーによるもので、黒を多用し「スタイリッシュな空間」をコンセプトにすえた。壁には京屋酒造の蔵内での醸造風景や原料となる芋畑の写真を展示し調理場の風景が覗ける窓も設けた。また従来、店外にあったトイレも女性用のみ店内に設け、「女性が気軽に来店できる店」(同店)を目指したという。

 メニュー表には、料理にあう焼酎の飲み方や焼酎に合う料理を提示する。フードメニューは産直品を中心に「宮崎地頭鶏(みやざきじどっこ)炭火焼」(1,500円)、「宮崎名物冷汁」(700円)や「クリーミー酒粕スープ」(600円)、日替わりメニューは「地元の婦人部によるトビウオのすり身を使った『魚うどん』」や、「地頭鶏の内蔵メニュー」、「かつおのとろの炙り」など30~40品。ドリンクメニューは、45年熟成した米焼酎の「悠久の刻」(1,950円)、「河童の誘い水」(1,360 円)、「日南海岸」(1,090円)など23品。焼酎はテイスティング用に「ショット」(500円~)での提供も行う。

 今後は、抹茶茶碗に焼酎とクラッシュアイスをそそぎ茶せんで混ぜるなど焼酎の新しい飲み方の提案や、ランチ営業、店内モニターへ原料の育成風景のライブ映像配信などを予定している。ターゲットは30代~40代の近隣で働くビジネスマンや女性で、客単価は4,000円を想定。営業時間は17時~23時。土曜・日曜・祝日定休。

京屋酒造ダイニング・バーかねきょう

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