ホテルオークラ東京(港区虎ノ門2、TEL 03-3582-0111)で8月6日、第17回秘蔵の名品アートコレクション展「文化勲章受章作家の競演 日本絵画の巨匠たち」が始まった。東日本大震災復興支チャリティーイベント「アートで心をつなぐ」の一環。会場は別館地下2階のアスコットホール。
文化勲章は1937(昭和12)年の制定以来、昨年までに受賞した日本画・洋画・版画の作家は 58人。同アート展は、戦前から平成にわたる全受賞作家を一堂に集めたもの。出品内容は、日本画=竹内栖鳳、横山大観ほか38人、洋画=岡田三郎助、藤島武二ほか19 人。棟方志功作品全90点も。山口蓬春「夏の印象」や東山魁夷の「萬緑新」「緑の谷」など、一般には公開されていない作品も多数出品される。
期間中、専任の学芸員による作品解説「ギャラリートーク」イベントや、小学生対象の「親子でギャラリートーク」も開催。実際に作品を鑑賞しながら解説を行う。16日には、アートコレクション展鑑賞券・大倉集古館鑑賞券・コンサート・ランチをセットにした「ランチ付き芸術堪能プラン」(8,000円、要予約)も用意する。
秘蔵の名品アートコレクション展は、同社のメセナ活動の一つとして1994年に開始。企業・団体・個人が所有している美術品を中心に、日頃鑑賞することのできない貴重な作品を展示する。純益の全てが企業文化交流委員会を通じて日本赤十字社とNHK厚生文化事業団に寄付され、これまでの総寄付金額は約1億5千万円に上る。今回は東日本大震災の義援金として全額寄付される予定。
開催時間は10時~17時。入場料は、一般=1,200円、学生=1,000円、中学生以下無料。ギャラリートークの日程は同ホテルサイトで確できる。今月29日まで。