JR浜松町駅近くの会場で9月16日、全国の人気つけ麺店を集めた「大つけ麺博」が始まった。会場入り口は1時間ほど前から近隣のサラリーマンなどのつけ麺ファンが行列を作った。
場所は「ギンダコハイボール横町」(港区浜松町2)裏手の時間貸し駐車場を1カ月貸し切った特設会場。同イベントはこれまで日比谷・六本木・札幌などで開催。日比谷パティオ(千代田区)で行われた1回目開催時には20万人を動員した。浜松町会場は過去最大規模となる。
今回出店するのは、特別コラボ3店舗を含む24店。第1弾(9月16日~22日)=「陳建一×六厘舎」「らあめん 元」「麺処くるり」「花の季」「くじら軒」「小麦と肉 桃の木」「宮田麺児」「つけ麺 道」、第2弾(23日~29日)=「川越達也×頑者」「麺処 ほん田」「肉そば けいすけ」「きみはん」「西尾中華そば」「花道×井の庄」「山嵐」「博多 新風」、第3弾(30日~10月6日)=「五福星」「69'N ROLL ONE×Due Italian」「道場六三郎×大勝軒 山岸一雄」「ラーメン東大」「桃天花」「博多 だるま」「本枯中華そば 魚雷」「中華蕎麦 とみ田」。
つけ麺メニューは全品同イベントのために企画されたオリジナル。中でも、有名シェフとのコラボメニューに注目が集まる。行列が原因で本店が閉店したつけ麺店「六厘舎」(品川区)は、「中華の鉄人」陳健一特製の「食べるラー油」による「タンつけ~陳SP」を提供。つけ麺ブームの火付け役を担った「頑者」(埼玉県川越市)はイタリアンの川越達也さんと、麺にホワイトソースを絡めた「W川越 コラボナーラ」を用意。つけ麺考案者である大勝軒(豊島区)の山岸一雄さんは「和の鉄人」道場六三郎さんとともに、パイナップルや木の実など意表を突く素材を用いた「つけ麺維新」を考案した。
初日の16日には、第1週に出店している「宮田麺児」のシャンプーハットてつじさん、第3週に「道場六三郎×大勝軒」を出店する道場さんと山岸さん、「つけ麺PR大使」の芸人・狩野英孝さん、「トッピング☆ガールズ」による開幕宣言が行われた。開場と同時に先頭の来場者らは一斉に好みの店へと走り込み、つけ麺を堪能した。女性1人男性3人で列に並んでいた近くの会社員らは「昼休みを利用して来た。今日は六厘舎狙い。期間中は食べ比べもしたい」と笑顔を見せた。
席数は約500席。期間中、陳さんや川越さんの来場や、「トッピング☆ガールズ」によるライブも予定。イベントはチケット制で、「普通盛り」=800円、女性限定の「女子盛り」=700円、「食べ比べチケット」=1,600円、「女子盛り食べ比べチケット」=1400円、「全店食べ比べチケット」=1万9,200円の5種。食べ比べチケットには先着100人にセ氏1度に冷やした「冷えうまウーロン茶」が付く。
開催時間は11時~22時(22日・29日は店舗入れ替えのため16時まで)。10月6日まで。