新橋「ゆかた美人」グランプリは新橋OL-次点は新橋住民に

今年も艶やかな浴衣美人と美男が「こいち祭」のフィナーレを彩った。

今年も艶やかな浴衣美人と美男が「こいち祭」のフィナーレを彩った。

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 「新橋こいち祭」で7月23日夜、「ゆかた美人コンテスト」の最終選考公開審査が行われた。今年は新橋に勤務するサラリーマンやOLなど新橋にゆかりのある候補者が肩を並べ、最後まで目を離せない接戦となった。

今年のグランプリ、町宮亜子さん

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 同コンテストは年齢性別などを問わないため、下は小学生から上はシニア、男性やニューハーフからも応募があるのが特徴。自薦他薦は問わず、応募条件の「浴衣が似合うと思う人」であれば誰でも参加できる。15回目を迎える今回は、都内を中心に300通を超える応募があった。

 公開審査には、思い思いの浴衣に身を包んだ10人の候補者が参加。同イベントのファンや各候補者の応援団などを含む数百人の見物客がSL広場のステージ前に集まり、「かわいい」などのにぎやかな声援を送った。

 グランプリに輝いたのは、渋谷区在住の町宮亜子さん(26)。町宮さんはこの春から新橋に勤務するOLで、「立ち飲み店でホッピー片手に焼き鳥を食べるのが幸せ」という大の酒好き。新橋にもすでに大勢の飲み仲間ができたという。審査員の資生堂販売美容統括部部長の正久園子さんの「寝る前にすることは」という質問にもすかさず「飲酒」と回答した。

 準グランプリと、ウェブ投票1位に贈られる「新橋ねっと賞」をダブル受賞した黒岩美加沙さん(28)は、新橋在住新橋在勤。華道や茶道をたしなむ黒岩さんは、前日のこいち祭1日目にも、母親から譲り受けた古典柄の赤い浴衣にビールと枝豆の柄の帯で訪れたという浴衣上級者。「繁華街を抜けると下町情緒の残る街。そんな新橋が大好き」とコメントした。

 接戦だった今年も審査員特別賞が設けられた。受賞したのは「現在時代劇の舞台のけいこ中で、毎日浴衣を着ている」という千葉県船橋市在住の役者・安岡由美香さん(23)。惜しくも受賞を逃した「白一点」の安藤大輔さん(27)も多くの声援を受けて登場。「新橋で週に5日くらい飲んで、3食新橋で食べている(笑)。新橋はおいしい店がいくらでもある底の見えない深い街」とし、「浴衣を選んだり、帯を合わせたりという作業は本当に楽しかった」と笑顔で振り返った。

 審査員でハクビ京都きもの学院銀座校副校長の田島静代さんは「(審査は)とても難航した。特に準グランプリとグランプリは同点で決めかねた」と苦しい審査状況を説明。正久さんは「町宮さんは目力が違った。新橋を元気にしたいという気持ちがとても伝わってきた。黒岩さん、安岡さんはトータルコーディネートが素晴らしかった」と評した。

 グランプリと準グランプリ受賞者は今後、新橋に関するさまざまな行事やイベントに協力する予定。

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