東海汽船(港区海岸1)は7月1日、夏恒例「東京湾納涼船」の運航を開始する。
東京湾納涼船は、今年で60年目の節目を迎える東京湾の夏の風物詩。昨年は延べ12万人が乗船し、海上でのひとときを楽しんだ。平日は浴衣で乗船すると1,000円引きになることもあり、年々浴衣着用率が増えている。「浴衣が定着してきたようで、乗船客の4分の1が浴衣姿。昨年は半数以上が浴衣という日もあった」(同社広報宣伝室長の柳場厚さん)という。
フロアは最上階の「トップテラス・ビアガーデン」、イベントステージがあるAデッキなど6フロア。Aデッキで毎晩行われるショーは、プロミュージシャンによる音楽ライブやお笑いライブなど。目玉は「浴衣ダンサーズ」。このダンスショーを目的に乗船するリピーターもいるほどの人気だという。ダンサーは一般公募で、今期は過去最高の241人の応募があり8人が選ばれた。「今年のダンサーズは歌も歌う。内容は当日までの秘密」と柳場さん。
料金は、乗船料とフリードリンク付きで大人=2,500円、中・高校生=1,000円、小学生500円。ドリンク類は、生ビール、ワイン、サワー、ジュースなど。フードメニューは100円~600円。「蒸したて肉まん」「納涼にぎりずし」「迫力のシシケバブ」などのほか、今年は人気の「ご当地B級グルメ」メニューも導入。「肉巻おにぎり」(宮崎)、「ゼリーフライ」(埼玉)、「イタリアン焼きそば」(新潟)、「チャンプルー」(沖縄)などを提供する。
同社は昨年から、納涼船専用のブログ、今年からツイッターも始めた。「今年はすでに予約がたくさんあり、木曜・金曜を中心に満席の日も出始めている」とも。グループ利用客向けに、料理とセットになった予約席も用意する。
期間中、同船は毎日19時15分に竹芝桟橋から出航。お台場など東京湾内を周遊し、21時に同ふ頭に帰港予定。当日券もある(8月14日は「東京湾大華火祭」のため満席)。9月23日まで。