新橋某所で5月13日、新橋在勤者有志による飲みサークル的なコミュニティー「新橋マニア」の決起集会が行われた。当日は、幅広い年齢・職業の「新橋フリーク」約50人が集まった。
同コミュニティーは、新橋のIT会社に勤務する「さとし@つちのこ芸人」さん(42)、コンサルティング会社「ピーエフエー」(新橋6)の代表取締役・桐野廣司さん(47)が立ち上げたもの。今年2月にミクシィに開設したコミュニティーの登録メンバーは150人以上に上る。
活動の目的は飲食店の情報交換やイベント企画による新橋の活性化。メンバーには企業の幹部や新橋で事業を行う経営者も多く在籍するという。「『新橋マニア』は新橋を愛する飲んだくれの、飲んだくれによる、飲んだくれのためのコミュニティー。人の輪が拡がることにより街を活性化できたら」と「さとし@つちのこ芸人」さん。
愛宕勤務のOL(29)は、都内に勤務する高校時代の仲間3人を引き連れて参加。「目的はお酒と婚活(笑)」。中には大阪から日帰りで駆け付けた参加者も。システム開発会社「アルクム」(大阪市北区)取締役兼COOの李重雄さん(32)は「この日に合わせ、汐留に東京事務所を契約した(笑)。これから新橋で交友関係を広めたい」と期待を寄せる。
ほかにも、「新橋の立ち飲み屋を最高で一晩8軒はしごした。訪れた立ち飲み屋の数は多すぎて覚えていない」という伝説の「ヨロン」さんなど、夜の新橋に詳しい「重鎮」らも顔をそろえた。同コミュニティーは異業種交流会としての役割も果たしており、メンバー同士で共同事業を開始したケースもあるという。
現在実施しているイベントは、店のスタッフと客が一緒にプレイする「新橋フットサル」や、携帯ゲームを行う「新橋Game Walkers」など。立ち飲み屋を貸し切り、「モンスターハンターの通信機能を使ったパーティークエストを酒を飲みながら楽しむイベント」を行ったことも。
システム詳細はこれから詰めていく予定。「さとし@つちのこ芸人」さんは、「新橋は出張者も多い。店と地元客の交流を促すだけでなく、新橋ネイティブの愛する店の紹介や情報を提供し、彼らも巻き込んで新橋の魅力を発信していきたい」と意気込みをみせる。