汐留イタリア街にある「Shiodomeitalia クリエイティブ・センター」(港区東新橋2、TEL 03-3432-6263)は3月21日より、「ヴェスパに乗って 世界中で愛されるイタリアン・スクーター」展を開催する。
1946年にイタリアのバイクメーカー「ピアッジョ」が販売を開始した、日本でも愛好家の多いスクーター「ヴェスパ」に焦点をあてた同展は、デザイン性だけではなく、「50年代のイタリア」に「機敏に動ける手段」として登場した同車とイタリアの戦後復興という社会事情や、世界中に輸出されイタリアデザインの「創造性、スタイル、革新的能力」を世界に配信した存在のひとつとなった同車の発展と歴史を紹介するもの。
展示内容は、「工業計画の歴史と進化」をテーマに、戦後復興期の向上設備、製品にスポットを当て、「ピアッジョ」の創設者の歴史をたどるコーナーや、約60本の映画から同車が登場するシーンを抜粋し制作した約10分のオリジナル映像も上映する。
「ヴェスパ」をテーマにしたコーナーでは、1947年製「Corsa98」、1976年製「Rally200」、1951年製「125 Vacanze Romane」など実物のスクーター8台(予定)や照明、ブレーキなどのパーツを並べ、フォルムの変革やテクノロジーの進化などを表現する予定。
入場料は700円。開館時間は11時~19時。月曜休館。6月24日まで。