ホテルオークラ東京(港区虎ノ門2、TEL 03-3582-0111)は1月8日から、オリジナルチョコレート「おとこたちの空間PART VIII『スパイシーレーズンチョコレート』」の販売を開始している。
2002年からスタートしたチョコレートシリーズ「おとこたちの空間」は、同ホテルの男性社員らによる「こだわりを語り合う」集まりが発端となり、以降「男性が喜ぶ」チョコレートづくりを行ってきた。これまでに発表したのは、岩塩を効かせチョコレートを専用のハンマーで砕き食べる「CHOCOLATE FOR GENTLEMEN WITH TASTE」、2種類のチョコを2層にし、サンショウを利かせた「山椒チョコレート」、ダイスがセットのシルクパウダー配合の「シルクチョコレート~Love Dream~」、日本一辛いといわれる京都の「祇園味幸」の「黄金一味」を配合した「一味チョコレート」など。ユニークな商品開発が話題を集めた。
今回は、貴腐ワインの香りとコショウの辛味のシロップでコーティングした干しぶどうを、世界中のカカオ豆の中でも5%しか栽培されていないという希少な「クリオロ種」を原料にしたチョコレートで混ぜて包み込んだ「スパイシーレーズンチョコレート」。以前にも発売され好評だったため再登場となる。チョコレートに混ぜた粗びきコショウがアクセントとなり、「お酒によく合う」と広報担当の中澤旬史さん。
パッケージはシリーズを通して、「哀愁漂う男性の背中」が背景を変え登場していたが例年好評で、「『食べ終えた後も入れ物として使う』というお客様が多かったため、より長く使えるように」(同)と今回は紙箱ではなくシガレットケースをイメージした缶のパッケージにした。「男の背中」は健在で、今回は背景に茶色を基調としたアーガイル模様をデザイン。落ちついた大人のイメージに仕上げた。
中澤さんは「シリーズも8回目となり、毎年この時期の問い合わせが多くなってきた。バレンタインなので買うのは女性だが、男性の口に入ることが多いため男性を意識し商品を開発している」とし、「インパクトを与えるよう毎回努力しており、パッケージを決めるのにも毎回激論が交わされている」と熱意を語る。
価格は1,575円。同ホテル内シェフズガーデンテラスやシェフズガーデンカメリアのほかウェブサイトでも販売。