新橋駅前のSL広場に10月31日夕方、サンタとパンプキン姿の4人が現れ、道行くサラリーマンを次々と胴上げした。
このサンタ集団は自称サンタの比嘉孝平さん(23)が率いるサンタ育成団体「ブレスル」。「新橋のサラリーマンを元気づけたい」(比嘉さん)と胴上げを企画したという。ハロウィーンでもあるこの日、3人はパンプキンに扮した。
胴上げは「サンキュー」の意から39円をもらい、胴上げ終了後には「うまい棒」を進呈する。この日最初の胴上げ対象となったのは、「仕事がうまくいって良い日だった」という会社員・傳法谷佳範(でんぽうや・よしのり)さん(23)。「(胴上げは)気持ち良かった。優勝したみたいです(笑)」と笑顔で話した。
コミュニケーション術などのセミナーも開催する比嘉さんは、9月からサンタの格好で講義を務めることにしたという。「サンタは夢と笑顔を与える象徴。子ども心を大切にした人の心に残る活動を通じて、すさんだ世の中に少しでも笑顔を増やしていけたら」と比嘉さん。
同団体は、12月26日にも50人のサンタで山手線を一周し、渋谷などでプレゼントを配るイベントを予定している。