パキスタン少数民族「ワヒ族」の写真展-汐留メディアタワー「ギャラリーウオーク」で

パキスタンの少数山岳民族「ワヒ族」の暮らしを追った写真展「ワヒ族スタイル」が汐留で開催

パキスタンの少数山岳民族「ワヒ族」の暮らしを追った写真展「ワヒ族スタイル」が汐留で開催

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 共同通信(港区東新橋1)は9月1日から、汐留メディアタワー3階「ギャラリーウオーク」(港区東新橋1)でフォトグラファー・淑(よし)さんの写真展「ワヒ族スタイル」を開催している。

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 同展は、学生時代からバックパッカーとして世界中を旅していたという淑さんが、5年前パキスタンを訪れた際に「偶然行けることになった」という山岳地帯に暮らす少数民族「ワヒ族」の生活を写し取ったもの。

 「ワヒ族」はパキスタンの再北部から中国に抜けるカラコルム・ハイウェーの北部「ゴジャール地区」に居住している。カラコルム・ハイウェー最後の町、スストから西へジープで5時間、アフガニスタンへ続く古い交易路を行きたどり着いたチュルプソン村から馬に乗り換えて10時間を必要とし、訪れるには許可が必要なへき地。「もともと、旅をするときの興味対象が土着民族にあった」という淑さんはワヒ族の暮らしに魅せられ、3年前の夏に再び訪れた。

 展示しているのは、2度の滞在で撮りためた作品約20点。「戒律の厳しいイスラム教の国で、山岳地域ではもっと土着の自然信仰のようなものがある。その中で、人々はおだやかに暮らしている。交通手段は1日1本だけのジープと馬。電気すら無く、氷河が溶けて流れ出した水を生活に取り入れているようなのどかな暮らし。その姿と、彼らに会うまでの道のりを少しだけ切り取ってみた」と淑さん。

 開催時間は10時~18時(最終日16時まで)。入場無料。

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