霞が関のおかき店内「無料カフェ」が人気-おかきも無料食べ放題

「無料カフェ 播磨屋」入口。「播磨屋本店」ではこのほかにも無料試食セットを郵送(160円)するサービスも行っている。

「無料カフェ 播磨屋」入口。「播磨屋本店」ではこのほかにも無料試食セットを郵送(160円)するサービスも行っている。

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 おかき専門店「播磨屋本店 東京本店」(千代田区霞が関3、TEL 03-5512-4747)が今年1月より店内で提供を始めた「無料カフェ 播磨屋」が好評で、連日にぎわいを見せている。カフェに常備されている飲み物、おかきはすべて無料で、セルフサービスで誰でも利用できる。

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 同店は播磨屋本店(兵庫県豊岡市)の直営店で、グループ唯一の関東エリアの店として1993年にオープンした。播磨屋本店はスーパーやデパートなど小売店への卸売はせず、直営のみで商品を販売しているため、商品を手にとることができる同店は貴重な存在。「現代の民家」をテーマにした本店の生野総本店では、食事のできるかやぶきの茶寮や日本庭園が人気で、「東京本店でも和のイメージを大切にしている」(店長・吉野直美さん)という。

 カフェスペースは、オープン以来甘味や軽食を提供していた飲食ブースだった空間。五代目播磨屋助次郎こと阿野拓夫社長の「誰もが楽しめ、利用できる空間に」という提案から、今年から無料カフェにした。「現在と未来のすべてのお客様へ」というコンセプトで運営されている無料カフェは、現在同店のほか、姫路店でもサービスを開始。今後は福岡店、京都店も順次無料カフェのオープンを予定しているという。

 東京本店の無料カフェは14卓28席。本店レストランで提供しているコーヒーのほか、紅茶、ほうじ茶、麦茶が自由に飲むことができ、「おかきバー」では常時5種類のおかきが食べ放題になっている。利用に制限はなく、「近隣のサラリーマンの方々が昼食後の休憩に来たり、『カフェが楽しみで来ている』というお客様もいたりと喜ばれている」(吉野さん)。その影響かどうかはわからないというが、「おかげさまで売り上げも前年度よりかなり伸びがいい。今後も、おかきを購入するしないにかかわらず、いろいろな方に利用してもらえれば」(同)という。

 営業時間は10時~19時。日曜・祝日定休。

*反響が大きく、現在おかきの「おかわり」はできなくなりました(2008年9月30日 新橋経済新聞編集部)

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