25日、新橋恒例の夏祭り「新橋こいち祭」のフィナーレで、「ゆかた美人コンテスト」の決勝審査が行われた。今年のグランプリは、新橋駅近くで働くChiakiさん。駅前SL広場の特設ステージ前には、「ゆかた美人」をひとめ見ようという会社帰りのサラリーマン男性を中心に、大勢の観客が集まった。
この日は金曜日ということもあり、初日以上の人出。「新橋こいち祭」の会場となったSL広場と柳通り、森通りには、路上に敷物を敷いて小宴会をサラリーマンで活気づいていた。「ゆかた美人コンテスト」は同祭のメインイベントで、これを楽しみにするファンも多く、会場には望遠レンズの付いた一眼レフカメラがずらりと並んだ。
「ゆかた美人」候補は、一般公募により300人以上の応募者から選ばれた女性10人。声援が飛ぶ中、「ゆかた美人」候補がこの日のために選んだ自前の着物でステージに登場。各自自己アピールを行ったのち、ハクビ京都着物学院銀座校副学院長、こいち祭実行委員長ら5人の審査員との最終質疑応答が交わされた。審議の間には、昨年度の同コンテストグランプリで、2008年度ミスインターナショナル日本代表となったKyocoさんもゲストで登場。会場は一層盛り上がった。
審議の結果、グランプリには台東区在住で新橋勤務のオーラソーマカラーセラピストChiakiさんが選ばれた。優勝賞金は20万円。「昔ながらの紺と白の浴衣が似合っている」と審査員からも賛辞をもらい、こいち祭ブログでも新橋のすばらしさを温かく紹介するなど、「浴衣美人」であると同時に新橋をこよなく愛する姿勢が好感度を上げた。
名前を呼ばれた途端、驚いて感極まった様子のChiakiさんは、「10人に残っただけで満足でした。今日はみんなでこいち祭を楽しめたらと思っていただけなので、びっくりしています」とコメントした。副賞のハワイペア旅行は誰と行くのかという司会者の質問には、「今日来ている皆さんの中から抽選で(笑)」というリップサービスも飛び出した。
準グランプリには神奈川県横浜市の大学生・舟本真理さん、この日急きょ作られた審査員特別賞には渋谷区の杏奈さんがそれぞれ選ばれた。グランプリとなったChiakiさんは、来年のこいち祭や新橋のイベントで活躍する予定。
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