「ドールショウ」10周年-記念企画で池袋の人気メードカフェも

メーカーによる商品化や他ディーラー、来場者との交流のチャンスが多いため、「新人」をテーマに応援する意味で初参加者を優先的に受け付けた今回の企画

メーカーによる商品化や他ディーラー、来場者との交流のチャンスが多いため、「新人」をテーマに応援する意味で初参加者を優先的に受け付けた今回の企画

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 浜松町の東京都立産業貿易センター(港区海岸1)で5月6日、人形関連品の展示即売会「ドールショウ10周年記念スペシャル」が開催された。主催は、ドールショウ事務局(横浜市中区)。

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 1998年に始まり、今年で開催10年目を迎える同展示会は、人形メーカーやディーラーが来場者の反応を知り、より良い製品を開発することが目的。主な来場客層となる20~30代の女性たちからは、イベントを通じた個々の交流を求める場としても利用されている。

 全86ブースの出展者の内訳は、個人=80、企業=6。展示即売会では、各メーカーや個人がデザインしたオリジナルの人形用ドレスがメーンに取り引きされるほか、人形はビスクドールや陶器製のものなどのオリジナル作品からリカ、ジェニー、バービー、GIジョー、スーパードルフィー、ブライスなどのメーカー既成品を販売。ドール用アクセサリー、ぬいぐるみなど人形関連のグッズも販売した。

 今回は、同展示会の10周年を記念して「ドールズカフェinドールショウ」や「FOR DOLL お人形里親会」などのイベントを初開催。英国風のクラシックなメードカフェ「ワンダーパーラーカフェ(豊島区池袋)」が担当したドールズカフェは、女性にも大好評で、それぞれが自分の人形を持ち寄って交流を行ったという。人形里親会では「もう必要ないが捨てるには忍びない」という人形たちが、新しい持ち主に無償で譲渡された。

 参加者の年齢層が広いのが特徴という同イベントでは親子での出展者も。行列のできた常連ディーラーのブースもあり、そういった人気デザイナーの作品に、メーカーが商品化を申し出るケースも過去多くあったという。今回は10周年の特別企画として、新人も参加しやすいよう規模を縮小して開催し、初参加者を優先的に受け付けた。「この先10年頑張ってくれる新人を応援したい。ドールを媒体にしてどのような交流が出来るかが今後の課題」(事務局)。

 今回の入場者数は約1,100人。通常規模で行われるイベントには毎回約4,500人が来場するという。開催周期は年に2~3回。次回開催は9月21日を予定している。

プラチナドレスの「リカちゃん」-山口・岸田時計店で期間限定展示(山口経済新聞)大人のホビー「英国ドールハウス展」-秋田西武など2会場で開催(秋田経済新聞)人形の家で「ブライス」復刻6周年展覧会-「ゴスロリ」モデルも(ヨコハマ経済新聞)東京タワー「蝋人形館」でファッションドール服作家の展示(六本木経済新聞)ドールショウ公式ホームページ

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