飲料の業務用卸業を営むアプリス(港区虎ノ門2)は2月7日から、タレントの「江頭2:50」を起用した缶飲料の第2弾「えが茶ん烏龍茶缶」を全国の高速道路サービスエリアを中心に販売している。
同社の主事業は、居酒屋やカラオケルームへ自社製造の飲料や清涼飲料水の販売業務。フォーミュラ・ニッポンコックピットブース内での飲料サービスをきっかけに1998年、オリジナル缶の制作に着手した。現在は、販促用飲料缶製造のほか、他社オリジナル缶飲料の製造を請け負う「OEM製造」、自社で著作権を管理する「ライセンス製造」の3本柱でオリジナル缶飲料事業を行っている。
今回販売したのは、ライセンス商品の1つ。「インパクトで負けない」を目指した結果、芸能事務所「大川興業」所属の「江頭2:50」さんを起用。そのほかタレントのエスパー伊東さんや、出川哲朗さんのデザインの缶も展開しており、昨年の冬休み商戦を狙いサービスエリアで先行発売したところ、ブログなどで「清涼感のない清涼飲料水」として話題になっている。
タレント商品以外で人気なのがアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズ。中でも「目玉のおやじ汁」や「ねずみ男汁」は、「子ども向けというより思わず大人が手に取る」(同社担当者)という「本格的ホラーデザイン」が好評。
担当者は「数多くある飲料缶の中で、自社商品を手に取ってもらえるようインパクトを重視し、江頭さんや出川哲朗さんをパッケージに起用。江頭さんシリーズは、販売して間もないが立ち上がりの様子を見ると好評のようだ」と話す。主な購入者は、「大人が子どもへのお土産として買ったり、学生が面白さに着眼し購入するケースが多い様子」(同)とも。
全商品ともオープン価格だが、実売価格は130円~180円ほど。サービスエリア以外では全国の雑貨店などで「お土産」として販売中。同社ホームページでも1箱セット(30缶)から販売しており、多い日には40件前後の購入があるという。
えが茶ん烏龍茶缶パッケージ(新橋経済新聞)アキバ缶詰シリーズ、新顔に「雑炊缶」-こんにゃく米新開発(アキバ経済新聞)エヴァンゲリオンの名台詞をモチーフにした缶飲料セット(アキバ経済新聞)中身を選べないミステリー缶ドリンク、発売1カ月で350万缶突破(シンガポール経済新聞)アプリス