社員研修、企業研修を行うギジネス(港区新橋1)は12月22日、大学生を対象とした「2008年入社予定 志望企業ランキング 速報」を発表した。
同社では、大学生が就職活動を行う際、学力偏差値のように「就職能力」を知る指標となる数値を提供するため、インターネット上で「就職偏差値テスト」を企画・運営している。ランキングは「就職活動を行っている学生が、全国のライバルがどの企業を希望しているのかを知るためのサービス」(同社)として行っているもの。調査は2008年に就職予定の大学3年生を対象に、11月15日~12月15日の期間で実施した。調査方法はインターネットリサーチで、有効回答数は2,610人。
ランキングは、学生を理系、文系、男子、女子、総合のジャンルに分けて調査し、対象者は第1志望から第5志望の企業をポイント制で回答、ポイント数が多い企業順にランキングを行った。
調査結果は、理系(有効サンプル数=782)1位=野村総合研究所、文系(有効サンプル数=1,828)1位=全日本空輸(ANA)、男子(有効サンプル数=1,516)1位=電通、女子(有効サンプル数=1,094)1位=資生堂。総合(有効サンプル数=2,610)1位は全日本空輸(ANA)、2位=電通、3位=資生堂となった。
同社の園田雅江社長は「今回は対象者が就職活動を始めたばかりなので、前半戦の結果と言える。今のランキングには有名企業が並んでいるが、会社説明会などが行われ学生の志望がはっきりしてくる後半戦は、無名の会社も並んでくるのでは」と話している。