関東運輸局(横浜市)と東京タクシーセンター(江東区)は3月6日から、新橋駅東口(港区新橋2)ゆりかもめ側広場に「優良タクシードライバー」専用乗り場を設置する。同サービスは全国で初施行。
乗り場は2台分あり、「優良タクシードライバー」専用となるのは、うち1台のみ。これまで同所は「近距離専用」を皮切りに、2006年7月までは「禁煙車専用」として運用してきた。利用者が乗車するタクシーを自身で選択できる環境を望む声が寄せられており、同サービスの開始に踏み切ったという。
選定条件は、東京タクシーセンターが実施する道路運送法に違反がないことや、接客の模範などの条件を満たした人を表彰する「優良運転者表彰」授与者と、最高ブランドの「マスター(三つ星)」認定を受けた個人タクシー。
現在、東京指定地域(東京23区・武蔵野市・三鷹市)で稼働しているタクシー運転手は約9万人。「優良タクシードライバー」に該当するのは約9千人となる。新橋駅東口タクシー乗り場の稼働台数は1日で約1,100台(1月の平日)。
他エリアへの展開は、同所の様子を見ながら検討するという。