就職支援、企業研修を手がけるギジネス(港区新橋1)は12月31日、昨年に引き続き2度目の発表となる「2009年入社予定 志望企業ランキング 速報」を公開した。集計対象は就職活動を開始した大学生3年生。
同社は、インターネット上で大学生を対象に自身が全国のライバルがどの企業を希望しているのかを知るためのサービス「就職偏差値テスト」を行っている。ランキングは、同テストを受験した学生データを基に集計したもの。サンプル数は、男性=2,596人、女性=2,803人。調査期間は昨年10月15日~12月15日。
調査結果は以下の通り。( )内は昨年の順位。文系1位=三菱東京UFJ銀行(5位)、2位=ベネッセコーポレーション(8位)。昨年1位の全日本空輸は4位、同2位の電通は6位。理系1位=ソニー(14位)、2位=NTTドコモ(6位)、3位=味の素(50位)。昨年1位の野村総合研究所は7位、同2位の松下電器産業は19位。男子1位=ソニー(17位)、2位=トヨタ自動車(14位)。昨年1位の電通は7位、同2位の三菱商事は6位。女子学生=資生堂(1位)、2位=ベネッセコーポレーション(3位)。1位は昨年と同様、2位の全日本空輸は3位。
総合ランキング(サンプル数5,399)は1位=資生堂(3位)、2位=ベネッセコーポレーション(11位)。昨年1位の全日本空輸は3位、同2位の電通は7位。
結果を踏まえ同社は、「企業の採用の動きは昨年に比べ早期化しているが、学生は遅く11月中旬から活発化した模様」と分析する。「コンサルティング業界とベンチャー企業がランキング上位から姿を消したのも特徴的」(同)とも。