カネボウ、新ブランド「コフレドール」発表-売り上げ目標300億円

カネボウ化粧品が14年ぶりの新ブランド発表(写真=知識社長とコフレドールアイテム)

カネボウ化粧品が14年ぶりの新ブランド発表(写真=知識社長とコフレドールアイテム)

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 カネボウ化粧品(本社=港区虎ノ門5)は9月28日、マンダリンオリエンタル東京(中央区)で新ブランド「COFFRET D’OR(コフレドール)」の発表記者会見を行った。

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 1991年にポイントメークブランドの「テスティモ」を、1994年にベースメーク部門の「レヴュー」を発表している同社は、14年ぶりの新ブランド発表となり、同日行われた会見には多くのマスコミが駆けつけた。カネボウ化粧品は、経営不振から産業再生機構を経て2004年にカネボウブティックから商号変更、2006年に花王の100%子会社に移行している。

 会見に臨んだ同社の知識賢治社長は「2004年の新社設立以来『強いブランドづくり』に取り組む『第1次ブランド改革』を展開してきた。『コフレドール』は、その路線をブラッシュアップする『第2次ブランド改革』にあたる」と話していた。

 新素材「透明パール」と杏エキスやオイルなどから成る「フルーツコンプレックス」を使用した「コフレドール」のアイテムは、口紅やマスカラなどポイントメーク部門12品目44アイテムを12月16日から販売。ファンデーションを始めとしたベースメーク部門は2008年3月に発売予定。ターゲットは、20代~30代前半の「品質を見極める目」と「トレンドを自分らしく取り入れる術」を持つ女性。販売経路は従来と変更せずドラッグストアーやデパートなど。

 同社では新ブランドPRに力を入れ、常磐貴子さんや中谷美紀さん、柴咲コウさん、沢尻エリカさん、北川景子さんら「各世代が憧れる」5人の女優を起用し「大々的な広告戦略を予定している」(知識社長)という。初年度の売り上げ目標は従来同社が扱うブランドの売り上げを大幅に上回る300億円を見込む。

カネボウ化粧品

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