日本酒造組合中央会(港区西新橋1)は10月1日、同組合ビル1階「日本の酒情報館」で「日本酒の日」記念振舞会を開催する。
日本では十二支を動物で例えるが、元々の由来は中国の天文学・暦学からきたもの。暦の10番目は「酉」。日本では「トリ」と読むが、中国では壷の形を表す象形文字で、新米が収穫されて新酒が醸される月であることから酒を意味するという。日本でも酒造家の中に、10月1日を「酒造元旦」として祝う風習が残っている酒蔵もあることから、同組合は、1978年から同日を「日本酒の日」と認定しイベントを行っている。今年で29回目。
当日は同ビル正面玄関に四斗樽を設置。木槌を使い「鏡開き」を行う。毎年指定時間が近づくと、同イベントを楽しみに訪れる常連や、近隣の会社員が大勢駆けつけ行列を作る光景が見受けられるという。例年の参加者は各回合わせて約500人。先着200人には記念の焼き印が入った枡(マス)を贈呈する。
開催は12時と17時の2回。参加無料。