百菜粥(渋谷区)は10月10日、新橋駅前ビル1号館にお粥専門店「百菜粥」(港区新橋2、TEL03-6427-1546)をオープンする。場所は1階・喫茶「ポンヌフ」隣。
JTBに長年務め、その後IT会社などを運営してきたオーナーの大塚さんは、バンコクで食べた「粥」の味に感動しお粥専門店の立ち上げを決意。ヘルシーさを生かし「メタボリックシンドローム」に悩む男性に焦点をあて出店場所を同所に設定した。4月から粥専門店オープンに向けた活動を本格稼働し、7月から店舗で開催している試食会には120人が訪れた。試食会では女性の評判が高かったことから、ターゲットを「汐留エリアで働く感度の高い女性」へ変更したという。
コンセプトは「ヘルシーで具沢山な食事になるお粥」。店内内装は「カラフルなスープストック」(大塚さん)をイメージし木や石の素材感を生かしナチュラルに「温度のつたわる店」を目指した。店舗面積11坪、席数30席。
フードメニューは干した牡蠣やホタテスープで玄米と白米を4時間半煮込んだ粥「プレーンな白粥」(480円)を基盤に、粥に具材を載せた「渡り蟹のお粥」(850円)、「トマト粥」(750円)、「トム・ヤム・クン粥」(680円)などメーンの粥13品。手切り肉を用いた「広東焼売」(450円)、「叉焼まん」(520円)など点心5品のほか、「中華羊かん」(350円)や小菜「野生種のシャッキリなめ茸と短冊大根」(250円)など14品。ドリンクメニューは「デトックス茶」(480円)、「花茶」(480円)などの中国茶と、トマトのお酒「ラ・トマト」(500円)など11品。粥はテークアウトにも対応する。ターゲットは30代~40代の女性。客単価は800円~1,000円を見込む。
大塚さんは「感度の高い女性に来店してもらい、健康を意識する男性への『口コミ』効果も狙っている」と話す。「健康的なファストフードとして粥を普及していきたい」(同)とも。今後は1号店の様子を見て多店舗化も視野に入れる。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ティータイム=14時~17時、夜=18時~22時。日曜・祝日定休。