新橋駅銀座口近くに9月28日、2県共同のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」（港区新橋1、TEL 03-3571-0092）がオープンした。
　同館は、都道府県が共同で運営するアンテナショップとしては「香川・愛媛せとうち旬彩館」に次ぐ全国2例目で、専有面積は約284坪と大型のアンテナショップとなる。
　アンテナショップ未出店で都心への出店を検討していた岡山県と、鳥取県の「食のみやことっとりプラザ」の規模拡大の意向とが一致し実現した。
　同館では山陰・山陽の地域に根差した特産品を紹介するほか、新橋という立地から、両県の企業などが都心部で活動する際の活動拠点として使えるビジネススペースも備える。
　1階は「二十世紀梨」や大粒のブドウ「瀬戸ジャイアンツ」、大山（だいせん）や蒜山（ひるぜん）の大地で育まれた牛乳やヨーグルトなど生鮮食品のほか、両県の地酒やB級グルメなど食品を中心に約1500点をそろえる。
　2階は両県ならではの食材を使ったメニューが味わえるビストロカフェ「ももてなし家」のほか、「ビジネスセンター」「観光・移住コーナー」「催事スペース」が置かれる。
　両県が共同でアンテナショップを出店するメリットとして、「1県だけでは旬の食材提供に空白の時期があるが、南北に位置する両県の気候の違いから切れ目なく旬の特産品を発信できる。両県共同で運営することで配送面でもメリットがあり、取り扱いの難しい生鮮品も多数扱えるようになった」と運営事務局の中山さん。
　「オープンから間もないためまだまだ課題もあるが、両県の魅力を発信するとともにここでの反応を効果的に還元し、両県の活性化に努めていきたい」とも。
　営業時間はショップ＝10時～22時、ビストロカフェ「ももてなし家」＝11時～22時30分（ラストオーダー）、催事スペース＝10時～20時、観光・移住コーナー＝10時～18時、ビジネスセンター＝9時30分～18時15分。

ビストロカフェ「ももてなし家」