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社員が使わなくなった衣類などを難民キャンプへ-共栄火災海上

社長、役員含め社員約150人で梱包作業を行った

社長、役員含め社員約150人で梱包作業を行った

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 新橋の共栄火災海上保険(港区新橋1)が今年も、「クリスマス・チャリティー」として社員が使わなくなった衣類・医薬品・文房具など9325点(段ボール312箱)を西アフリカにあるマリ共和国の難民キャンプへ送る。12月18日夕方に行われた輸送のための仕分け・梱包(こんぽう)作業には、役員を含め社員総勢150人が参加した。

女性社員の慣れ親しんだ制服を着る難民

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 同社がチャリティーを行うようになったきっかけは、1992年に女性社員の制服を一新したことに始まる。使わなくなった約7000着の制服を廃棄せず、チャリティーとしてマリ共和国に送ったところ、その後、現地の様子を伝える写真に写る、自分たちの慣れ親しんだ制服を着る難民の姿を見て心を動かされたという。

 「ほかに何かできることはないだろうか」との声から、女性社員有志として自発的に「ボランティア推進チーム」が結成された。1993年より「クリスマス・チャリティー」活動が始まり、いずれもNGOの「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」(品川区)を通じて行っている。

 広報室室長の腰塚さんは「当初物品は集まったが、輸送費用が不足するなど不慣れなこともあった。その後、輸送費も募金で集め、梱包もみな手際よく作業できるようになった」と振り返る。「自然発生的に始まったクリスマス・チャリティーだが、今では私たち社員の年末恒例行事となった」とも。

 船便の都合にもよるが、集められた品々は2月下旬にはマリ共和国の難民キャンプへ届けられる予定。

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