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ダイヤモンドダイニング、多業態経営から移行-既存ブランド強化へ

間もなく「腹黒屋」と「黒太鼓」に変わるダイヤモンドダイニングの直営店舗外観イメージ

間もなく「腹黒屋」と「黒太鼓」に変わるダイヤモンドダイニングの直営店舗外観イメージ

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 ダイヤモンドダイニング(港区西新橋3)は5月、新橋エリアにある既存の4店舗を順次業態転換する。他エリアを併せると、公表されているものだけで9店舗が今月中にリブランドを行う。

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 業態転換するのは、ニュー新橋ビル前の博多串焼き店「黒達磨」、手羽先空揚げ店「真骨鳥」(以上5月7日)、地鶏専門店「地鶏屋 長治」(5月20日)、九州料理店「九州黒男児」(5月21日予定)。「黒達磨」「真骨鳥」は、品川に1号店がある九州料理と博多串焼き業態「腹黒屋」へ、「地鶏屋 長治」はお茶の水が1号店の炭火串焼き・水炊き業態「鳥福」へ、「九州黒男児」は浜松町が1号店の「九州黒太鼓」へ、それぞれ衣替えする。

 同社は「100業態100店舗」をコンセプトに個店重視を売りにしてきた。今回多店舗をほぼ同時にリブランドするのは、第1ステップを達成したことで次の目標へ向けたグループ再編の一環。今後は100業態の中から強みが見えたという「ビア業態(=GLASS DANCE)」「九州業態(=黒太鼓)」「鳥串焼き業態(=鳥福または腹黒屋)」の高収益モデル3ブランドに注力するという。

 ブランドを絞ることで、メニューやレシピの統一に寄る品質向上や、仕入れの統一化によるコストダウン、販促物の向上、認知度の向上などを望めるとにらむ。平行して経営の効率化にもテコ入れした。これまで子会社として独立していたシークレットテーブルを3月1日に吸収合併。直営飲食事業の全てをダイヤモンドダイニングが担う。同じく子会社のバグースはアミューズメント事業に特化し、ゴールデンマジックは飲食のライセンス事業を継続する。

 今後具体的に目指すのは、「千億円店舗」(同社広報担当・重田さん)。最終的には1000店舗50ブランドにし、各業態20店舗ずつの展開を目指す。リブランドの際、割り当てる業態は対象となる店舗の内容に近いものとし、常連客の店離れや混乱を回避する。

 新橋のリブランド対象店の最終営業日は、真骨鳥=5月2日、黒達磨=5月5日、長治=5月17日(九州男児は未定)。

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