カレッタ汐留(港区東新橋1、TEL 03-6218-2100)で11月15日より開催されているクリスマスライト「リュミエの森」が、例年の人出をしのぐ人気を博している。
場所は地下2階のカレッタプラザ。7年目となる今年はカレッタ汐留竣工10周年を記念し、ビルの壁面に3D投影を行うプロジェクションマッピングを導入した。プロジェクションマッピングは、9月に行われた東京駅丸の内駅舎保存・復元完成祝いがイベントで話題になった技術。ビルの形状に合わせた投影によって、建物が動き出すような映像表現ができる。東京駅では一目映像を見ようと集まった人々で大混雑に。一部投影が中止となるほどの盛況ぶりだった。
「リュミエの森」のショーは6分間で、20分おきに上映される。映像はカウントダウンからスタート。ビルの壁面が突然巨大なプレゼントに変貌し、続いてお菓子の家が現れる「子どもたちの夢」、王子様との恋を夢見る「乙女の夢」、「美しい生物たちが宿る夢の森」と展開していく。大人でも見入ってしまう幻想的な演出に、訪れた人々からは「アミューズメントパークのアトラクションのよう」「無料とは驚いた」などの声が上がっている。
カレッタプラザではこれまでも25万球のLEDによる海や森をイメージした壮大な演出を行ってきたが、今年の反響は予測以上。「週末は会場から人があふれるほど」(広報担当者)だという。隣接する汐留シティセンターでも今年は大掛かりな演出を行っていることも相乗効果となり、例年に比べ訪問者が増加。特に親子連れの姿が目立つという。
プロジェクションマッピングはカレッタ汐留の建物や窓の形状に合わせて制作されたオーダーメード作品。他の建物では上映できないため、今後他で流用することはできない。来年以降の上映の予定は今のところ「未定」。
上映時間は17時~22時30分(12月21日からは23時まで)。12月25日まで。雨天決行。