見る・遊ぶ 学ぶ・知る

新橋で福島テーマの参加型演劇「光のないII」-福島に見立て街巡る

作品に見入る参加者((c) Masahiro Hasunuma)

作品に見入る参加者((c) Masahiro Hasunuma)

  • 0

  •  

 舞台芸術の祭典「フェスティバル/トーキョー12」出展作品の一つ、福島を表現した「光のないII」が11月10日より新橋で上演されている。

[広告]

 同作品は参加体験型の演劇作品。オーストリア人の詩人で作家のエルフリーデ・イェリネクさんの同名戯曲を、前衛演劇ユニット「Port B(ポルトビー)」演出家の高山明さんが手掛けた。イェリネクさんは、昨年9月に東日本大震災に応答する戯曲「光のない。」を発表。今年3月12日発表の続編「光のない?」では、人々の意識が過去のことになりつつある福島の状況に大きな疑問符を投げ掛けた。

 今回上演する作品は、新橋の街を福島に見立て、疑似的な福島ツアーを組織するというもの。受付・出発地はニュー新橋ビル(港区新橋2)3階の喫茶店「カトレア」前。参加者はラジオを手渡され、一人ずつ数分間隔で出発。新橋の街中12カ所を巡る。ツアー時間の目安は2時間程度。展示物は報道写真を模した作品など。

 参加は予約制で、30分ごとに受け付ける。料金は、一般2,000円(戯曲集なし、当日は追加500円、イェリネク戯曲集付き限定チケット4,500円)、学生 2,000円、高校生以下 1,000円(前売り・当日共通、当日受付で要学生証提示)。

 チケット受付は15時~18時30分。休演日は今月11日と20日。24日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース