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新橋に和食店「和ごころ ほのか」-客の要望「店で作れるものなら何でも」

和食居酒屋「和ごころ ほのか」。料理へのリクエストに即座に対応することを売りに

和食居酒屋「和ごころ ほのか」。料理へのリクエストに即座に対応することを売りに

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 新橋駅銀座口を出てすぐ、昭和通りと中央通りの交差点付近に和食居酒屋「和ごころ ほのか」(港区新橋1、TEL 03-5537-6663)がオープンして1カ月が過ぎた。

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 同所で今年に入り閉店した「新橋 あんどう」の板前2人を含むスタッフ3人が新たに開業した。店主の田口美枝さんは、「5年前に仙台でお店をやっていた仲間4人で上京して『あんどう』を作ったが、昨年、前店主から閉店を提案された。そこで店を閉める選択肢もあったが、お客さまから続けてほしいという声が多数寄せられたので、私と板前2人の3人で新しい店を立ち上げることにした」と話す。

 フードメニューは、仕入れ状況によって毎日異なるものを提供。主力は「おまかせコース」(8,000円~)。単品メニューは鮮魚、炭火焼き、フライ、わんもの、煮物、サラダ、お茶漬けなど20種類以上を用意する。

 同店は、客の「この料理が食べたい」という注文に対して、店にある食材で対応することに注力する。「あんどう」時代から続けてきたサービスで、リクエストの幅を広げるため、通常メニューを減らして対応する。「ハンバーグが注文されたら店にある肉をミンチにしてハンバーグを作るし、グラタンが注文されたらベシャメルソースから作ったグラタンを提供する。フライドポテトでもチャーハンでも、店にある材料で作れるものは何でも作る。最近、注文が多いのはパスタ」と田口さん。「板前は仙台のいろいろな店で10年以上修業した経験を持つので、どんなリクエストにも対応できる」とも。デザートは事前に仕込みを行うものの、「リクエストに応じてマンゴープリン、アイスクリーム、杏仁(あんにん)豆腐などを提供できる」

 ドリンクのレギュラーメニューは、生ビール、黒ビール(以上680円)、焼酎ハイ(4種、各580円)、サワー(4種、各600円)、日本酒の「田酒」「出羽桜」(以上880円)、焼酎の「佐藤 白・黒」(各680円)、「中々」(700円)など。このほか、仙台の酒販店に選別を依頼して毎月取り寄せている「月のおすすめのお酒」(日本酒・焼酎を各10種類前後、880円~)も。「リクエストがあれば、料理に合うお酒、その時の気分に合うお酒など、こちらで選んで提供することもできる」(田口さん)。

 店舗面積は192平方メートル。席数は、カウンター10席を含む48席。「あんどう」にはなかった個室を改装に合わせて新設。「個室はお客さまからのリクエストが多かった案件。新店のオープンに合わせて、その意見を取り入れた」という。

 客単価は8,000円~1万2,000円。客層は20代後半~40代の男性が中心。「堅苦しさのない、楽しい会話と料理へのリクエストにあふれた和食の店にしたい」と話す。

 営業時間は17時~24時。日曜定休。

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