タミヤプラモデルファクトリー新橋店(港区新橋4、TEL 03-6809-1175)で3月22日、「異業種交流?社会人限定ミニ四駆大会」が行われた。主催はタミヤ(静岡県静岡市)。
大会は21日から25日まで開催された「ミニ四駆フェア2012」の一環。同フェアは、タミヤが制定した「ミニ四駆の日」(3月24日)前後に毎年開催しており、「新橋らしいものを」と始まった社会人限定大会は今回で3回目。今年はミニ四駆誕生30周年でもあるため、会場では歴代ミニ四駆の特別展示も行われた。
参加したのは事前に公募した43人で、全員がレース経験者。20代から50代まで幅広い年齢層のミニ四駆ファンが集まった。当日は仕事着の着用と名刺持参が条件だったため、会場はスーツ姿の30~40代男性(大手メーカー、銀行、公務員、IT企業、家電量販店勤務など)が最も多く、次につなぎ姿(板金、清掃業者など)の参加者が目立った。中には、派手なエプロン姿のショップ店員、普段着の漫画家、スーツ姿の神主も。参加者の多くは新橋近隣で働く人や都内在住者だが、広島から大きなスーツケースを手にした参加者や、「会社は横浜だが、このために都内の仕事をスケジュールに入れた」という参加者の姿も。
参加者はネックストラップに名刺を装着。それを見て対戦相手が取引のある会社関係者と知り、会話のきっかけをつかむ人も。休日に開催される公式大会でよく顔を合わせる人のスーツ姿を見て驚き笑い、打ち解ける常連同士の交流も生まれていた。
今年はユーストリームの生放送も実施。レース前には、司会のMCガッツさんが出走者の名前と職種を紹介した。勤務先のロゴを貼ったマシンで参加する人もいれば、「職種もNG」という人やカメラを避けて行動する参加者も。レースの合間にMCガッツさんがソーシャルコメントを読み上げ、会場を盛り上げる場面もあった。
レースは3台1組で行われ、1人3レース走行するリーグ戦を実施。リーグ戦、準決勝を勝ち抜いた3台が決勝戦を争った。今回は難コースだったようで、リーグ戦序盤はコースアウトするマシンが続出。公式大会常連の実力者が決勝進出を逃す番狂わせも起きた。
広報担当の上田さんは「今回は異業種交流大会も含めてバラエティーに富んだイベントになった。今後は場所を変えたり異なるジャンルとコラボしたり、大人のミニ四駆ファンが喜ぶイベントをもっと企画したい」と話す。MCガッツさんは「OL限定大会を開きたい」と笑う。