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新橋に都内初の広島風お好み焼きチェーン店-広島の企業が直営

チェーン店としては都内初となる広島風お好み焼き店「ちんちくりん新橋本店」

チェーン店としては都内初となる広島風お好み焼き店「ちんちくりん新橋本店」

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 鉄板制作販売と飲食店事業を展開するケーツーエス(広島市安佐南区)は3月5日、新橋駅近くに広島風お好み焼き店「ちんちくりん新橋本店」(港区新橋3、TEL 03-6721-5350)をオープンした。場所は新花ビル3階。

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 同社はお好み焼き業態「ちんちくりん」を多店舗展開しており、新橋本店は松山大街道店(松山市)に続く2店舗目の県外店。今後同店を拠点に新橋にドミナント出店を進める予定で、4月5日に新橋2号店、秋口に3号店を出店し、近年中に「都内に10店舗」を目指す。広島県内のお好み焼きチェーン店が都内に出店するのは初。

 店舗面積は28坪。店内には、大きな鉄板が広がるカウンター10席、4人用テーブル席5卓、掘り座敷タイプの円卓3席を用意。いずれも卓上に鉄板を設置する。同店は鉄板メーカーでもある同社のモデルルームの機能も果たす。同社は昨年9月に新宿に東京営業所を構えており、これを機に本格的に関東方面への進出を図る。

 同社の社長・川上博章さん(40)と副社長の村竹真一さん(40)は中学時代からの同級生。川上さんがお好み焼き店を、村竹さんが鉄板メーカーに勤めていたことから、「互いの分野でトップを目指そう」と共同経営に踏み切った。現在はお好み焼き店・鉄板焼き店の開業支援サポートも行っており、新橋本店はその研修センターとしても使う。

 お好み焼きメニューは、基本の「生麺お好み焼き」(900円)、半熟の目玉焼きをトッピングした「生麺ちんちくりん焼き」(1,200円)、牛ひき肉を使用する「生麺しょぶり焼き」(1,300円)など20種類で、大葉入りが多いのが特徴。そのほか、鉄板焼きメニューを中心に約70種類の料理を用意する。うち20種類は同店オリジナル。「東京の人に合わせて、ロゴや内装、料理も少しおしゃれなものにしてみた(笑)」と村竹さん。ランチは各メニューが100円安くなる。

 お好み焼きに入れる麺はうどんも選べる。広島では「蒸し麺」「生麺」「唐辛子麺」「うどん」から選べるという。「鮮度の問題を解消できたら他の麺も展開したい」と村竹さん。麺類は、お好み焼き専用麺メーカー磯野製麺(広島市)製のちんちくりんオリジナル麺を直送する。ドリンク類は、「サッポロ樽生」(500円)、マッコリ(450円)、広島の地酒(各500円)など約60種類。

 村竹さんは「広島では週に2回は鉄板焼き屋に行くのが一般的。鉄板焼き店が居酒屋的要素を兼ねている。客単価も2,400円~2,500円。東京の人にも安くて気軽に利用できる広島の文化を楽しんでもらえたら」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~24時。日曜定休。

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