新橋・桜田公園そばに、焼き肉を串焼きスタイルで提供する立ち飲み店「ろっきー」(港区新橋4、TEL 03-6435-6469)がオープンして1カ月が過ぎた。場所は「立ち呑みかっちゃん」跡。
経営は杉本商事(港区)。店舗面積は8.5坪で、30人ほどを収容できる。店名の由来は映画「ロッキー」から。ボクシング経験を持つ店主の杉本成仁さんをはじめスタッフ全員が格闘技経験者で、現役キックボクサーも働く。「体育会系のノリで、パワー全開で接客している」
串焼きは上カルビ、ロース、上赤身肉、ハラミ、炙(あぶ)りレバー、塩タン、上ミノ、豚バラ、てっちゃん、丸腸の10種類(各190円)。串1本に焼き肉店で出されるサイズの肉2枚を刺して炭火で焼き、沖縄産の塩または「九州の焼き肉店秘伝」のタレをつけて食べる。タレは、ホルモンとそれ以外の肉とで異なるものを使用。「どちらも祖母の代から使い続けてきた秘伝のタレ」と杉本さん。
このほか「杉本家のキムチ」「杉本家の明太子」(各380円)、「カニミソ(身入り)」(500円)、「ソコランデ(オリジナルテールスープ)」(780円)、「北九州風もつ鍋」(1,280円)などのおつまみ11種も用意する。
ドリンクメニューは「生ビール」「ハイボール(ダブル)」(各490円)。麦焼酎「百助」、芋焼酎の「黒霧」「屋久の島」「福蔵(赤芋焼酎)」(各600円)、「赤芋」(700円)などの九州の珍しい焼酎も提供する。女性客を意識したカクテル(500円~)も、ニューヨークで2年間バーテンダー経験を積んだスタッフがリクエストに応じて作る。人気は、ジンベースの「アセンション」(590円)。
客単価は約1,500円。客層は近隣の男性サラリーマンが中心だが、「若い女性や欧米人の来店も多い」という。「新橋は人がとても多くて庶民的なエネルギーが充満した街。その雰囲気に負けないよう、パワーを出して成功したい」と杉村さんは話す。
営業時間は17時~翌5時。