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鳥取県アンテナショップでカニ汁振る舞う-県職員が朝から仕込み

ズワイガニ(松葉ガニ)の被り物でカニ汁を配る鳥取県東京本部の職員ら

ズワイガニ(松葉ガニ)の被り物でカニ汁を配る鳥取県東京本部の職員ら

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 鳥取県のアンテナショップ「食のみやこ 鳥取プラザ」(港区新橋2)で1月4日、新年の初売りを記念し通行人らにカニ汁が振る舞われた。

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 カニ汁は約100人分を用意。11時と15時の2回、カニの販売促進のために作ったというズワイカニのかぶり物を身に着けた職員らが50人分ずつ配布した。午前中は人通りが少なく素通りする姿が目立ったが、正午前後からはサラリーマンらが急増。無料と知ると次々足を止め、カニ汁を堪能した。

 使用したカニは地元では「親ガニ」と呼ばれるズワイガニの雌。「松葉ガニ」の名称で人気のある雄に比べサイズが小さいのが特徴。「地元では1杯100円~200円程度で売られている」(鳥取県職員)という。「冬季にはどこのスーパーにも並び、どこの家庭でも作る季節の味」。身は食べず、カニ汁にするのが定番。具材は大根のみが基本で、味付けはみそ。調理は「事前に勉強した」という鳥取県東京本部の若手職員らが担当。朝早くから店内で仕込んだ。

 このほか、先着100人に菓子とダシパックの年賀ギフトを配布したほか、1,000円と3,000円の福袋も各20セットうぃ用意。「中身は『もさエビチップ』など、鳥取県の食材を詰め合わせた。1.5倍以上の価値があるはず」と職員。開店直後から福袋目当ての客が手に取り、「好調な売れ行き」。

 鳥取県境港市は国内有数のズワイガニの漁獲高を誇り、漁師料理としてカニ汁が作られたといわれている。11月~1月の旬には各種イベントにも登場するほか、冬場の家庭料理として日常的に食卓に上る。

 営業時間は10時~21時。年賀ギフトと福袋は今月6日まで。

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