浜離宮・芝離宮で恒例正月イベント-復元「松の茶屋」で抹茶提供も

放鷹術を披露するのは諏訪流放鷹術保存会。園内の鴨場は10代・11代将軍によって整備されたもので、1944(昭和19)年まで使用されていた(=浜離宮恩賜庭園)

放鷹術を披露するのは諏訪流放鷹術保存会。園内の鴨場は10代・11代将軍によって整備されたもので、1944(昭和19)年まで使用されていた(=浜離宮恩賜庭園)

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 浜離宮恩賜庭園(中央区浜離宮庭園1、TEL 03-3541-0200)と旧芝離宮恩賜庭園(港区海岸1、TEL 03-3434-4029)で1月2日と3日の両日、恒例の新春イベントが行われる。

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 江戸時代、将軍の御鷹場(おたかば)だった浜離宮恩賜庭園では放鷹を実施。電通本社ビルの屋上からハヤブサが舞い降りる「ハヤブサの急降下」などを披露する。「お楽しみ広場」では、羽つきやこま回しなどのお正月遊びの指導や、豚汁や甘酒などを販売。両日とも抹茶と和菓子を提供する御茶屋もオープンする。「中島の御茶屋」(500円)のほか、一昨年12月に復元工事が完了し日ごろは一般公開していない「松の御茶屋」(700円)でも2日間のみサービスの提供を行う。放鷹は各日とも11時と14時の2回。開催場所は内堀広場。

 芝離宮恩賜庭園では恒例の落語会「楽壽亭 新春落語『江戸の名園で落語を聴いて初笑い!』」を開催。会場は同園内の弓道場で、開催は両日とも11時と14時。各回45分で、今回も三遊亭小圓朝さんが高座に上がる。演目は客層を見てからその場で決めるもので、例年、小話一つと落語1席を披露しているという。定員は50人で、寄席の観覧は無料(要入園料)。各日とも9時からサービスセンター窓口で先着順に受け付ける。

 両園内ではジュウガツザクラなどの冬の花々も見ごろを迎えている。各30鉢の冬ボタンを展示するほか、「雪つり」「こも巻き」など木々の冬支度姿も見ることができる。各園とも午前午後に各1回ずつ、無料の庭園ガイドも行う。

 開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。浜離宮恩賜庭園の入園料は一般・中学生=300円、65歳以上=150円。芝離宮恩賜庭園は一般・中学生=150円、65歳以上=70円。いずれも小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料。

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