新橋駅前のSL広場で11月22日、広場のシンボルC11型292号のライトアップが始まった。
3万球を配した今年のライトアップのテーマは「宇宙に飛び立つスペーストレイン」。これに伴いデザインを一新。広場内の街路灯2本にも電飾を施し、全体に色彩も豊かにした。「(ライトアップの面積が)広くなった印象」(ストリッジプロジェクト代表・市橋成規さん)という。
15分おきに行われる光と音楽のパフォーマンスも刷新。音楽は松本零士さんの人気アニメ「銀河鉄道999」のテーマ曲や、「ラストクリスマス」「ハッピークリスマス」などを起用。同時に汽笛音や蒸気音、走行音も流れる。
17時の汽笛とともに点灯が開始されると、同広場では機関車に向けて居合わせたサラリーマンらが一斉に携帯やカメラのシャッターを押した。たまたま新橋に立ち寄ったという男性会社員は「いいですね。今から写真を撮ろうと思って」と笑顔で機関車にデジカメを向けていた。
ライトアップは12月25日まではクリスマス曲を使用。翌26日からは曲をクラシックなどのスタンダードナンバーに入れ替えて継続する。運転席のサンタクロースは25日までの「勤務」。「26日からは機関士がいなくなってしまう」(市橋さん)とも。
点灯時間は17時~23時。最終パフォーマンスは22時45分から。来年1月10日まで。