第一ホテル東京（港区新橋1、TEL 03-3501-4411）に懐石料理店「明石」がオープンして1カ月が過ぎた。オープンは4月28日。

　出店したのは以前テナントの和食店「火山」が入居していた場所で、同ホテル直営となる。店舗面積は162平方メートルで、店内はテーブル8卓36席、個室2室で構成。法要や結納などの利用を想定した個室は「和の上質な空間」（同ホテル営業企画室）を意識し、分割可能な12人用と6人用を備える。

　料理長は、ミシュランガイドにも掲載された料亭「紀尾井町福田家」（千代田区）で10年間修業し、東京新阪急ホテル築地の「明石」を経て今年4月に第一ホテル東京の料理長として配属された北尾秀人さんが務める。

　ランチメニューは刺身5種に「本日の煮物」「本日の小鉢」が付いた「お刺身御膳」（2,800円）、懐石コース風の「レディース御膳」（3,500円）、「こよみ弁当」（4,500円）、「ミニ懐石」（5,500円）など。ディナーは「軽く飲んで帰りたい人向けに価格を抑えた」（同ホテル営業企画担当者）という「旬の肴五種盛り」「本日のお造り」「本日の焼き物」が付く「酒肴セット」（3,150円）や「会席膳」（6,000円）、懐石コース（8,400円～）など。ドリンク類はビール、日本酒、焼酎、ワインなどを用意する。

　これまでの利用客層について、「ランチは近隣の会社員、週末にはご婦人グループやご夫婦。夜は企業の接待のほか『会社帰りに1杯』という方の姿も見られる。個室は企業や法要などの利用が多い。年配の宿泊者はやはり和食を好まれるようで、利用率が高い」という。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時～22時。