汐留で「戦後の首相」写真展-歴代首相の身近な姿・歴史的な一瞬を展示

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 汐留メディアタワー1階の写真展示スペース「フォトオアシス」(港区東新橋1、TEL 03-6252-8086)で8月1日、「戦後の首相」展が始まった。主催は共同通信社。同スペースではこれまで同社が出稿したものの中から、毎回テーマに即したものを選び展示している。

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 展示する写真は19点で、百数十枚の中から半プライベートな姿を中心に選んだという。サンフランシスコ講和会議のための訪米前に羽田空港で帽子を取ってにこやかにあいさつする吉田茂首相の姿や、孫の前でゴルフの練習をする鳩山一郎首相、自宅の庭でコイにえさをやる田中角栄首相など歴代首相の身近な姿を写し取る。

 一方、佐藤栄作首相が退陣会見で「テレビは真実を伝えてくれる。偏向的新聞は大嫌い」と発言し抗議した記者が一斉に退席、空席の記者席を前に一人テレビカメラに向かう姿や、三木武夫首相と坂田道太防衛庁長官が衆議院予算委員会でロッキード事件工作資金に関する質問に対し答弁の打ち合わせをする場面など、歴史的な出来事に関する一瞬を切り取った作品も。

 共同通信写真部副部長の吉田勝憲さんは「(わたしが)初めて見たのは、陸上自衛隊練馬駐屯地を視察した際に自動小銃を手にする岸信介首相のもので、印象深かった。民主党代表・鳩山由紀夫さんの祖父である鳩山一郎首相の姿も見どころの一つ」と話す。

 開催時間は9時~19時。入場無料。

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