新橋発祥のジャズポップバンド「girafe(ジラフ)」は6月27日、5月にリリースした初のCDアルバムを記念したライブイベントを行う。同バンドの新橋での演奏は昨年の「こいち祭」以来。
プロ・ウッドベースプレーヤーの佐藤有介さん(32)が率いる同バンドは2005年に結成。その後、新橋の商店会の有志とともに「音楽を通して街興しができたら」と活動を続けてきた。2007年には新橋最大の祭り「こいち祭」の音楽イベント「アマチュアバンドコンテスト」で準グランプリを獲得。翌年の同祭りではゲストミュージシャンとしてステージでライブも行った。
大分県出身の佐藤さんは、広島大学時代に参加したジャズ研究会でウッドベースに出会ったという。2003年に上京してからは、さまざまなバンドにベーシストとして参加。ホームバンドの「girafe」のほか、一足早くインディーズデビューした名古屋がベースのジャズバンド「P-4k(ピーフォーク)」でも正式メンバーとして活躍する。
昨年開設された「9Fスタジオ」(港区西新橋3)内で自主レーベル「ジラフミュージック」を立ち上げ、5月6日に初のCDアルバム「朝のきりん」(定価2,000円)をリリースした。今回のライブイベントはこれを記念したもので、「ボーカルメーンの『girafe』らしく、参加者とみんなで歌う会にしたい」と佐藤さん。
会場は「銀の鈴」(西新橋3)。当日は会場の都合などでピアノ、ベース、ボーカルのみで演奏する。入場は無料。任意の「投げ銭」を募る。参加者には「一緒に歌えるように」アルバムのブックレットを提供する予定で、「冷たい飲み物と軽くつまめるものも用意する」とも。
アルバム「朝のきりん」は会場で発売するほか、オフィシャルサイト、「CDショップ 東京堂」(新橋2)でも扱う。