世界銀行の情報発信拠点「世界情報銀行センター」(PIC東京=千代田区内幸町2、TEL 03-5397-6650)で4月6日から、「The Soul of Africa ペーパーキルト テツ山下のアフリカ展」が開催されている。
同センターは、昨年5月に横浜で行われた「アフリカ開発会議(TICAD)」をきっかけに、アフリカのさまざまな側面を紹介しようと各国の生活や自然をモチーフに活動するアーティストたちの作品展を連続して開いてきた。同展は6回目の企画展。
「ペーパーキルト」の呼称は、アフリカ的な発想から始めたという山下さんの貼り絵作品が、オランダでそう評されたことに由来するという。期間中、野生動物やアフリカの人々を山下さん独自の感覚でとらえた作品約20点を展示する。
今月30日には山下さんも来場予定。「創作と出会いの原点 アフリカ」をテーマに、滞在中の体験談や作品をめぐるエピソードを語るほか、貼り絵制作の実演も行う。
山下さんは「『野生動物の眼がみたい』という理由だけで訪れたアフリカには、すべての価値観を打ち崩す大きな力にあふれていた。『生きる』ということを強く学んだこの大地で知った『今そこにある色』。描かれた絵の中に、アフリカの匂い、音色、そして物語を感じていただけたら幸い」と話す。
開館時間は10時~18時。土曜・日曜・祝日休館。30日のトークと貼り絵実演は16時30分~18時。参加無料。5月1日まで。